早食いのひとは老ける!? “噛んで唾液”でアンチエイジング!【宝田恭子先生のアンチエイジング カラダジム】
日本歯科医師会では、食べ物を口にいれたら30回噛むことを推奨しています。そして、食べるときの姿勢にも気をつけてほしいです。
さらに食べる時の姿勢が悪いと、奥歯できちんと噛むのではなく、前歯で噛み、水分をとって食べ物を体内に流し込むようになりがちです。これを続けると唾液の分泌量がどうしても減ってしまうのです。
“唾液”の分泌には、食事の時の正しい“姿勢”が大事
――どうしたら、食事の際の正しい姿勢やしっかり噛むことができるようになりますか。
宝田先生: 咀嚼トレーニングをおすすめします。まずは、姿勢を良くするためにお尻をギュっと閉めます。そのまま、ご飯を食べるときにかかとをグッと上げて、1、2、3、4、5と片側で咀嚼したあとそっと、かかとを下ろし全身リラックスリラックスしている間に反対側に食材を舌で移して、また同じアクションを行います。
左右で10回噛めたら、同じようにあと2セット行うとトータルで30回噛むことになります。1秒に1回噛むくらいのゆっくりペースで食事中に1回だけ行ってみましょう。その後ゆっくりと飲み込みます。
私の周りに、80歳近くでもとびきり若いひとたちがいてなんでだろうと聞いてみると、やはり食事の姿勢に秘密があるようなのです。