早食いのひとは老ける!? “噛んで唾液”でアンチエイジング!【宝田恭子先生のアンチエイジング カラダジム】
このひとたちは、戦前教育で食事のときに脇の下と膝を閉めて、前屈みにならずに、姿勢良くと家庭の中でしつけられたそうです。
戦時中、宝田歯科医院のある江戸川区小岩も空襲がありましたが、この姿勢だと空襲警報が鳴るとすぐに逃げられたのだそうです。
――噛むことや食事の姿勢は大事なのですね。
宝田先生:若い人で朝は、スムージーで昼はスープといった手軽な食生活を好む人がよくいますが、アンチエイジングという観点ではあまりおすすめできません。やっぱり噛む機会を増やしたほうが良いと思うんです。
宝田歯科医院の患者さんで高齢でも若々しくいる人の食生活を聞いてみると、やっぱりたくさん噛んでいます。おやつにもナッツや昆布を食べていたりします。
きちんと噛んで飲むことを習慣にしていると、唾液がたくさん出ることはもちろん、その所作も美しく、口元や頬の筋肉が鍛えられ、年齢を重ねてもいつまでもおいしく食事をとることができます。
“唾液”がアンチエイジングと美容に果たす役割
――唾液は普段意識しないけれど、とても重要だということが分かりました
宝田先生:そうですね、唾液は美容や健康を促進させるうえで、非常に重要な働きをすると言えます。