ビューティ情報『睡眠物質の働きに逆らって起きていると人間はどうなる?』

睡眠物質の働きに逆らって起きていると人間はどうなる?

睡眠物質の働きに逆らって起きていると人間はどうなる?


私たちが夜になると眠くなるのは、睡眠物質がしっかりとその働きしているからです。それを無視して起き続けていたら、私たちはどうなるのでしょうか? 1日の徹夜なら頭がボーッとするぐらいで済みそうですが、もしそれが何日も続いたら……。

睡眠物質の働き

私たちの体のなかには、眠りを誘う睡眠物質が存在します。代表的なのがウリジンと酸化型グルタチオン。ウリジンは「神経の抑制(リラックス)」を促すGABAの働きを助ける物質で、結果的に眠気を発生させます。酸化型グルタチオンは「神経の興奮」を促すグルタメートの働きを抑制する物質で、同様に眠気を誘発します。

これらの物質は夜になれば自然に分泌量が増加し、その働きによって、私たちは眠気を感じ、眠りにつくのです。では、睡眠物質の働きに逆らって起き続けようとすると、どのようなことが起こるのでしょうか? それを確かめようとして、過去にマウスを使った実験が行われたことがあります。


マウスの実験結果

結論から書くと、眠らせない状態にしたマウスは約2週間ですべて死んでしまったそうです。何が起こったかというと、体重が減少し、免疫力も低下。残念ながら、最終的には微生物による感染症(敗血症)

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