赤ちゃんを守る! 妊婦さんの睡眠時無呼吸症候群には要注意
なかなか気づきにくい病気といわれる睡眠時無呼吸症候群。でも、気づかなかったではすまされないこともあります。特に、自分の体だけでなく、身ごもっている赤ちゃんにまで悪影響が及ぶとあれば……。ぜひ、妊婦さんとそのご家族はチェックしてみてください。
妊婦さんは特に気をつけたい睡眠時無呼吸症候群
最近、妊娠したという方は一度、睡眠時無呼吸症候群の有無を検査してみたほうがよいかもしれません。というのは、妊婦さんが睡眠時無呼吸症候群になると、母体だけでなく、胎児にも影響が及ぶといわれているからです。
睡眠時無呼吸症候群とは、夜中に一時的に呼吸が止まってしまう病気のことで、眠りが浅くなるため、日中に強烈な眠気に襲われることがあります。それだけでなく、心筋梗塞や不整脈、脳血管障害などを引き起こすリスクが高まると考えられています。
睡眠時無呼吸症候群は肥満体質の人に多いといわれているので、妊娠中に急に太ったという人は、特に注意が必要です。
胎児にも悪影響が
妊婦さんが睡眠時無呼吸症候群になると、胎児に酸素がいきわたらなくなる危険があるといわれています。そうなると、発育に悪影響を与える可能性が高まるので、妊婦さんの家族の方で、妊婦さんが睡眠中に大きないびきをかいていたり、無呼吸の状態が続くのを感じているのであれば、早めにお医者さんに相談するようにしましょう。