三交代勤務でもよい睡眠を! 管理職ができるシフトの組み方
製造業や病院など、24時間体制の職場で三交代勤務を導入している職場では、慢性的な睡眠不足が問題になっています。三交代勤務に従事する職員や工員の健康を守るために、管理職にあたる人はシフトを組む上でどのようなことに気をつけるべきなのでしょうか?
三交代勤務のシフトによっては十分に休息できないことも
三交代勤務者のうち、十分な睡眠を取れていないという自覚症状がある人は、シフトのなかで、夜勤が占める割合が多いことが分かっています。この理由は、夜勤の翌日に準夜勤があったり、準夜勤の翌日に日勤があったりするからです。
上記のようなシフトでは、勤務終了から次の勤務までの間隔が短く、休息時間や睡眠の時間を確保できず、結果として睡眠不足になってしまうのです。
しかも、このようなシフト組みでは時間にゆとりがないため、ストレスを感じたり、ヒヤリとしたり・ハッとするようなできごと(大きな事故に繋がりかねない状態)の発生率が上がる原因にもなると言われています。
夜勤が続くと生体リズムが乱れる
交代制勤務で夜勤の割合が多いと、睡眠不足につながってしまうことは分かりました。では、そのメカニズムはどうなっているのでしょうか?人間の体は日光を浴びることによって生体リズムを作っていると言います。