寝酒からの睡眠は翌朝に疲れが残る原因に――その理由とは?
今日も眠れないから寝酒をしよう。1杯のつもりが2杯、3杯と増えていき、気づいたら泥酔して寝ていた、なんていう経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。そして翌日、目が覚めた時ときにんだか疲れを感じる……。なぜそのようになってしまうのでしょうか。
寝酒と睡眠の関係
寝酒をしてからベッドに入ると、寝つきはいいものの翌朝に疲れが残っていることが多い、と感じている人はいませんか? それは“気のせい”ではなく科学的根拠があるようです。
今回のお話のカギを握っているのは「アセトアルデヒド」。お酒を飲むと、肝臓がアルコールを分解しようと一生懸命働きます。このときに生まれる物質がアセトアルデヒドです。
アセトアルデヒドは私たちの体にとって有害な物質で、二日酔いの原因になると言われています。大半のアセトアルデヒドは尿や便から排出されるそうですが、飲み過ぎてしまうと翌日に体内に残ってしまい、それが酒臭い息の原因になるのだそう。
アルコールに強い? 弱い?
お酒に強い人と弱い人がいますが、これは有害な物質アセトアルデヒドの分解能によって決まると言われていて、もって生まれた「遺伝子型」があるそうです。