花粉がきっかけで不眠症に? 鼻づまりを解消することの重要性
・心が不安定になり不眠症に
口呼吸が続くと、イライラしやすくなる、不安になるなどの症状が現れると言われています。その理由は、口呼吸によって自律神経が乱れるから。一般に、口呼吸をしているときは活動系の交感神経が優位になり、鼻呼吸をしているときはリラックス系の副交感神経が優位になると言われています。
つまり、口呼吸ばかりしていると活動系の交感神経が働き続け、脳と体がリラックスできず、精神的に不安定な状態になってしまうのです。その結果、不眠症になるということもありえます。
・口臭の原因にも
私たちの口内には細菌が数百億~数千億もいると言われています。この細菌は鼻呼吸をして口を閉じていると、殺菌作用のある唾液が口のなかに溜まるため繁殖が抑えられます。
ところが、口呼吸で口を開けている状態だと、唾液が溜まらず、口のなかが乾燥し、細菌が増えていってしまうそうです。
そのときに発生するのが嫌な口臭です。さらに、細菌が定着した状態が続くと、虫歯や歯周病の原因にもなるそうです。
・風邪を引きやすくなる
私たちの鼻には鼻毛が生えています。美容を気にする人にとっては厄介な存在と捉えられていますが、鼻毛は無駄に生えているわけではありません。