寝ても寝ても眠い病気! 過眠症の種類と特徴について
・ナルコレプシー
過眠症のなかでも特に有名な、日中に強い眠気を引き起こす病気です。
ナルコレプシーの場合、居眠りをする時間は長くても30分ほどで、目覚めたあと当人はスッキリするという特徴があります。
世界的な有病率は「1000~2000人に1人」となっていて、特に10代の若者に発症しやすくなっています。
・特発性過眠症
長時間眠り込んでしまうこともある過眠症で、急激に眠くなるのではなく「徐々に眠気が強まる」という特徴があります。
この特発性過眠症に夜間の睡眠時間は関係なく、なかには夜10時間以上寝ていても日中になると睡魔に襲われてしまう患者もいます。
またこの「特発性」という言葉には「原因が判明していない」という意味があり、2016年現在では原因も治療法もまだハッキリとは分かっていないようです。
・反復性過眠症
1日に16~18時間、場合によっては20時間眠り込んでしまう過眠症です。
この過眠症には長時間睡眠が続く「傾眠期」と、過眠症状がまったく現れない「間欠期」が繰り返されるという特徴があるため、「周期性過眠症」とも呼ばれています。
傾眠期はだいたい3~10日間、間欠期は数カ月間で、一度傾眠期に入ると食事とトイレの時間以外はほとんど眠り続けるという状態になってしまう人もいるそうです。