欧米では親子で寝ない!? 「コ・スリーピング」について
の通称として考えられた言葉なのです。
なぜ欧米では「コ・スリーピング」をしないのか?
小さい子どもを独りにして眠らせるなんて、日本人からみると何だかちょっと可哀想な気もしますよね?
欧米の子どもが独り寝をさせられている理由は、日本と欧米の家族の関係性に対する考え方の違いにあります。
日本では「子どもと一緒に寝ること」を親から子への愛情表現のひとつとしている文化があるため、「コ・スリーピング」をするのが一般的となっています。
それに対し、欧米では家族関係のなかでも特に「夫婦関係」が重視されているため、夫婦だけが同じ部屋で寝て子どもは自分の部屋で寝かせるのが当たり前となっているのです。
では欧米の親は子どもへの愛情が薄いのかというと、そんなことはありません。
欧米の親は日本の親に比べて、ハグをしたり寝るまでずっとお話をしたりと、子どもが起きている間にたくさんのスキンシップを行っています。
起きている間にたっぷりと愛情表現をしているため、子どもは独りで寝かされても親からの愛情が薄いと感じることなく、安心して眠ることができるようです。そのことを踏まえると、日本の親が幼い子どもを自分の部屋で寝かせる場合には、子どもが寂しい気持ちにならないように、起きている間に欧米人並みの愛情表現をしておく必要があるといえるでしょう。