メラトニンの材料「セロトニン」不足が乳幼児突然死症候群に関係する?
メラトニンとセロトニン
誰でも睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンを増やして、快眠生活を送りたいですよね。
そのためには、メラトニンという物質がつくられる流れを、知っておく必要があります。
メラトニンの材料は?
メラトニンは、脳内物質であるセロトニンからつくられます。セロトニンは太陽の光を浴びることで分泌されるものですが、それだけでは不十分です。
なぜなら、セロトニンは、必須アミノ酸のトリプトファンを材料につくられるからです。
つまり、トリプトファン → セロトニン → メラトニンという流れでつくられているということ。十分な量のトリプトファンとセロトニンがなければ、メラトニンは分泌されません。
トリプトファンは肉類や乳製品に含まれていて、食事からとることができるので、日々の食生活に注意してみましょう。
SIDSとは?
メラトニンの材料であるセロトニンは神経伝達物質の1つで、消化吸収を助ける役割があります。私たちが生きるうえで欠かせない物質ですが、最近では、このセロトニンとある病気の関連があるのではと話題になっています。
その名はSIDS(乳幼児突然死症候群)。赤ちゃんが睡眠中に突然死亡してしまう病気です。