メラトニンの材料「セロトニン」不足が乳幼児突然死症候群に関係する?
米国医学協会誌に掲載された論文によると、原因は不明ながら、セロトニン不足が赤ちゃんの呼吸機能に影響をもたらしている可能性があるのだとか。
今はセロトニンとSIDSの関連についての研究がさらに進められているそうです。
セロトニン不足は大人にも弊害
大人もセロトニンが不足すると、さまざまな弊害があると考えられています。その1つが精神のバランスが崩れてしまうこと。
セロトニンには、精神の安定をもたらす働きもあります。たとえば、同じようなストレスを受けたときに、怒りを発散させてしまうときと、我慢できるときがありますよね?
それはセロトニンの分泌量が影響していると言われていて、セロトニンが十分にあれば、精神を落ち着かせることができるそうです。
メラトニンと加齢の関係は?
メラトニンは、加齢とも密接な関係がある物質です。
1つは加齢とともにメラトニンの分泌量は、残念ながら減少してしまうということ。
歳を重ねると、長時間眠れなかったり、途中で目が覚めてしまったりしますよね。
メラトニンは10歳ごろをピークにその後、減少を続けます。子どもがたくさん眠るのは当たり前のことなんですね。
もう1つはメラトニンには抗酸化作用があるので、老化を遅らせられるということ。