老化のスピードは食事で決まる!アンチエイジングの名医が勧めるお肉の摂り方
年齢を重ねるにつれて肌のしみ、しわ、たるみや骨粗しょう症など、からだの老化が気になりますが、実は食生活の“ある数値”を知ってコントロールすることで老化を防ぐことができる可能性があることが、最近の研究でわかってきました。
体の糖化がAGEを作り老化をすすめる
糖化とは体を構成するタンパク質と糖が結びつく現象です。この糖化現象が進み、元に戻れないほど劣化し、機能の落ちたタンパク質のことをAGE(エージーイー)と言います。
30年以上、食事と老化の関係を研究している昭和医科大学の山岸 昌一先生に、AGEが体内にたまる仕組みを教えてもらいました。
山岸先生「ひとつは、体内でつくられる『内因性AGE』。麺類や甘いものなどを摂ったときの血糖値の上昇は、糖化を促進しAGEはどんどん作られ、たまっていきます。もうひとつは食べ物から体内に入る『外因性AGE』。
食事に含まれているAGEを過剰に摂ることで体内にたまっていきます。」
どのような食事に“AGE”が多いの?
山岸先生「例えば、スタミナ食として代表的なうなぎ、ここ数年意識的に食べる人が増えている食材。これらの食事では、焼いたり、揚げたり、高温で調理する過程でAGEが多く発生するのです。