同時に、発汗量を増やして、水分の気化を皮膚温度の低下に利用します。暑い夏に汗をかきやすくなるのは、体調を守るための正常な反応といえるでしょう。
水分を完全に拭き取るのは逆効果
気温の高いときに、吹き出す汗をいくら拭いてもとまらない、という経験をしたことのある人は少なくありません。発汗は体調を維持するための反応なので、体温が下がらないうちは機能が働き続けます。水分が気化する前に汗をすべて拭いてしまっては、体温が下がりにくいのです。ですから、拭けば拭くほど汗が出てくることになります。タオルで汗を拭くときには、完全に水分を取り除かないようにし、しっとりとした適度な湿り気を皮膚に残すことがポイントです。
湿らせたタオルで拭くのが有効
汗を早く引かせるには、皮膚表面にあえて湿気を残すことが必要ですが、それではニオイの不安が取り除けないという人もいるかもしれません。
その場合には、あらかじめ湿らせておいたタオルを使って、汗を拭き取ります。水溶性であるニオイ成分を取り除き、なおかつ肌に湿気をもたらせることができる方法です。
監修:コッツフォード 良枝
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