発症後の予防方法
発症後は、感染の拡大を防ぐための予防が重要といわれています。
・自分自身に対する予防
患部に直接触れたり、水ぶくれを故意的に破ったりすると感染が拡大する可能性があります。また、場合によっては細菌感染が加わって、痕が残ってしまうことにもつながるといわれています。気になっても、患部に触れないことが大切です。触れてしまった場合は、しっかりと手を洗うようにしましょう。
・接触に対する予防
口唇ヘルペスを起こす単純ヘルペスウイルスは、物を介して感染する可能性があるため、症状が出ている間は家族をはじめとする身近な人と接触する際に注意を払う必要があるとされています。特に、母親が感染しておらず抗体を持っていない新生児が、免疫機能の発達が未熟なために重症化する可能性があります。白血病や悪性腫瘍、アトピー性皮膚炎などの病気を患っている人も感染しやすいだけでなく、重症化する可能性が高いといわれています。
また、口唇ヘルペスの抗体を持たないパートナーとのキスも控えたほうがよいでしょう。
口唇ヘルペスの治療法
治療薬は、抗ヘルペスウイルス薬を使用するケースが一般的で、軽症であれば外用薬を1日数回患部に塗るよう指示されることが多いといわれています。