これは免疫力と呼ばれる働きですが、この免疫力が過剰に働いてしまうとアレルギー反応を起こしてしまいます。本来ならば、花粉などはあまり有害な異物ではないのですが、免疫力が過剰に働いてしまうとアレルギー反応を起こしてしまいます。
主なアレルゲンとして季節性アレルギー性結膜炎では、スギ花粉(1〜5月)、ヒノキ花粉(3〜5月)、イネ科の植物(4〜10月)などがあげられます。
通年性アレルギー性結膜炎では、
- ハウスダストやダニ
- 動物の毛
- フケ
- コンタクトレンズの汚れ
などがアレルギーの原因となります。
アレルギー性結膜炎の症状
外部からアレルゲンが侵入してくると、目のかゆみや充血、ゴロゴロとした異物感などの症状が出てきます。涙のようなサラサラとしている水のような目やにが出ることもあります。まぶたの裏の結膜に粒上のブツブツしたものができることもあります。かゆみの症状は強く出ることもあり、目だけでなく、まぶたやまぶたのふちなどがかゆくなり、かけばかくほどかゆくなってしまうという悪循環が起こります。
春季カタルなど重症になってくると目に痛みが出る、角膜が濁ってものが見えにくくなるなどの症状が出ることがあります。