生活者の約9割が「帰宅後に手を洗う」と回答も、実際は手洗い前にウイルスを広げていることがシミュレーションで判明!~帰宅直後の手洗いが、家庭内のウイルス伝播を抑えるポイント~
帰宅後の30分間に手を洗わなかった群を「手洗いなし群」、15回接触以下で手を洗っている群を「早めの手洗いあり群」と定義し、それぞれの場合の、家庭内ウイルス付着量を比較しました。「15回接触以下」とは、玄関のドアを開けて鍵を閉め、靴を脱ぎ、そのまま洗面所に向かって手を洗ったという行動を表しています。
シミュレーションの結果、手洗いをするのが遅くなり、帰宅後にドアノブや壁、テーブルなど触れた回数が増えるほど、家庭内で伝播するウイルス量が増えることがわかりました。「手洗いあり群」は、「手洗いなし群」と比べると、家庭内のウイルス量は3割以下に抑えられることが判明しました。さらに、帰宅直後に手を消毒する「手洗いあり+消毒あり群」の場合は、約1割にとどまるという結果が得られました。
この実験より、家庭内でのウイルスの伝播を抑えるためには、帰宅後玄関から洗面所に直行して手を洗うこと、さらに帰宅後玄関で消毒をすることが大切であることがわかりました。
シミュレーションによる家庭内ウイルス付着量比較
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【対策】帰宅したら、すぐに手洗いを
家庭内でのウイルス伝播を防ぐためには、帰宅後、玄関での手指消毒をした上で、リビング等に立ち寄らず、洗面所に直行し手を洗うことが重要です。