2022年2月18日 14:00
「マスクドライアイ」可視化実験動画を公開 ―マスクから漏れ出る呼気によるドライアイへの影響を解説―
そこでドライアイ予防策として、おすすめしたいセルフケアの方法をご紹介します。
[※1]涙液層破壊時間(BUT):ドライアイ診断をする際の指標の一つ。目を開けたまま瞬きをしない状態で、涙の層が壊れるまでに要する時間のことを指す。
[※2]出典:「マスク装用が眼表面に与える影響についての検討」糸川 貴之、岡島 行伸、岩下 紘子、鈴木 崇、堀 裕一より、角膜カンファランス2022にて発表。
<おすすめのアイケア方法>
(1)意識的にまばたきを増やす
パソコン作業などに集中すると、通常自然に行っているまばたきの回数が減ってしまいがちです。意識的にまばたきをすることで涙の蒸発を防ぎましょう。
(2)パソコンで作業するときは少し視線を下げる
上を向くとまぶたが開いて、より目が乾きやすくなってしまうため、モニターは少し見下ろす位置に置きましょう。
(3)作業の合間に目をしっかり休める
1時間の作業につき5~15分程度の休憩が望ましいです。
少し遠くを見ることや、可能ならば目を温めるのも効果的です。
(4)点眼薬で目を潤す
目をいたわり、角膜のケアをするためにも用法用量を守って適切に使うことが大切です。