ビューティ情報『空気中の有害物質を浄化する光触媒「アパタイト被覆酸化チタン」の光触媒活性を飛躍的に向上させる技術を確立 -SARS-CoV-2の感染リスクの減少にも寄与-』

2022年11月28日 09:30

空気中の有害物質を浄化する光触媒「アパタイト被覆酸化チタン」の光触媒活性を飛躍的に向上させる技術を確立 -SARS-CoV-2の感染リスクの減少にも寄与-

ただし欠点として、吸着された物質がアパタイトに残ることがあげられます。そのため、長期間使用するとフィルターが飽和するため、フィルターを交換する必要があります。
我々は、酸化チタンをアパタイトで被覆するアパタイト被覆酸化チタンを開発しました。アパタイト被覆酸化チタンは、酸化チタンの吸着性能の低さをアパタイトで補い、アパタイトの欠点である吸着の飽和を酸化チタンで補うという優れた性能を持つ素材として大きな注目を集めています。
酸化チタンに合化するアパタイト以外の材料として、カーボン、シリカ、活性炭などが報告されていますが、アパタイト被覆酸化チタンと他の複合材料との主な違いは合成方法にあります。
アパタイト被覆酸化チタンは、生体模倣(バイオミメティック)プロセスにより室温および常圧で合成でき、この方法は他の複合材料の合成法と比較して、環境への影響が大幅に低いです。
さらに、アパタイト被覆酸化チタンの光触媒活性は、酸化チタン単独の光触媒活性よりも高いです。

(2) 今回の研究で新たに実現しようとしたこと、明らかになったこと
酸化チタンの光触媒活性を向上させるためには酸化チタンの結晶内の欠陥量を低減して結晶性を高める必要があります。

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