喫煙者の飲食店に関する意識調査(大阪編)の結果を公開(2023年7月) 東京との違いから、今後の分煙動向を読み解く
今後の喫煙についても、まだやめるつもりがない人が大半を占める中、飲食店側における売上や客数アップという観点からも、これからの適切な飲食店の分煙対策が非常に大切なことだとわかります。【全体所感】
喫煙に関する意識調査の結果を比較してみました。
東京と大阪の比較
喫煙に関する大きな傾向としては、東京と大阪には、喫煙に関する考え方に大きな違いは見られませんでした。
ただし、唯一見られる違いとしては、大阪の喫煙者の方は、東京の方に比べると、お店を選ぶ際に喫煙環境をあまり気にしていないことが分かります。
東京では、喫煙者が喫煙できる場所「喫煙所」が不足し困っている喫煙難民問題に直面しています。東京は、喫煙できる場所が日常的にないことから、喫煙者が飲食店を選ぶ場合、喫煙できる店を選びます。
一方、大阪の喫煙者は、お店を選ぶ場合に喫煙環境をあまり意識しない点から、東京と比較すると、日常的に喫煙所が不足していることを意識していない、と考えられます。
東京と大阪の路上喫煙に対する対策を見ると、2022年5月時点では東京では路上喫煙において過料が課されていましたが、大阪では過料が課されるのは一部のエリアに限られている状態でした。