<For JAPAN第3弾>株式会社ジュポンインターナショナルの上岡 淑郎代表取締役のインタビューが12月15日(金)に公開!
■経済や科学技術の発展を阻む日本人の「反対」気質
経済成長について考えるときに気になるのが、日本人の「反対気質」です。日本で伸びていない分野の多くが、海外での実績を十分に検討されないうちから反対にあっていると感じます。原発は危険だからという理由で止められるので、科学技術が発展しません。カジノ建設の案があっても、ギャンブル依存症が出るといって反対されているので、エンターテインメント産業も発展しません。
経済の視点で見ると、日本人が自分で自分にハンデを課しているかのようです。経済成長が止まれば、生活への不安が大きくなります。当然「子どもを持つのはやめておこう」「1人で十分」といった考え方が広がるので、少子化にも繋がっていきます。
■フィリピン工場建設で人口減少問題解決へ
国の制度上の改革を、一企業の社長という立場で成すことはできません。
ただし、少子化という会社に影響がある部分については、対策をしていく必要があります。その1つが、海外へ生産設備の一部を移す取り組みです。現在の候補は、フィリピンでの工場建設です。フィリピンは日本に近く、2022年で平均年齢が24歳、実質経済成長率が5%もある国です。