ビューティ情報『東栄新薬がアガリクスKA21摂取によるアッカーマンシア菌増殖の特許を取得、肥満改善・糖尿病の治療・がん免疫療法などに有用』

東栄新薬がアガリクスKA21摂取によるアッカーマンシア菌増殖の特許を取得、肥満改善・糖尿病の治療・がん免疫療法などに有用

■アッカーマンシア・ムシニフィラについて
アッカーマンシア・ムシニフィラ(Akkermansia muciniphila)は、0.6~1.0μm程度の大きさを有し、芽胞を作らず、運動性を有さない偏性嫌気性のグラム陰性細菌であり、ヒトをはじめとする多くの哺乳動物の腸内に通常存在する真性細菌であることが知られています。

近年、アッカーマンシア・ムシニフィラは肥満や糖尿病の人の腸内においてはその量が減少していること、また、アッカーマンシア・ムシニフィラの投与によりマウスにおける脂肪増加の改善やインスリン抵抗性の改善が確認され、アッカーマンシア・ムシニフィラと肥満等の障害との関連性が指摘されています(*1)(*2)。さらに、アッカーマンシア・ムシニフィラは、虫垂炎の重症度と反比例していること、また、潰瘍性大腸炎やクローン病等の炎症を伴う疾患の患者腸内においては、その量が減少していることが報告されておりアッカーマンシア・ムシニフィラは腸内の抗炎症作用に関与していると考えられています(*3)(*4)。また、近年、抗悪性腫瘍剤のPD-1阻害剤の作用を増強させる作用も指摘されています(*5)。

このため、これらの疾患や障害を予防又は改善するための有望な手段として、アッカーマンシア・ムシニフィラに対する関心が高まっています。

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