子育て情報『保育園に預けることへの罪悪感が消えた言葉とは?【体験談】』

保育園に預けることへの罪悪感が消えた言葉とは?【体験談】

目次

・「三歳児神話」に振り回されないで
・子どもには「ごめんね」より「ありがとう」
・著者:高橋じゅんこ
保育園のイメージ


この春から保育園デビューをした人は多いと思いますが、筆者も1歳から子どもを預けて働いていました。でも、最初の数カ月間は毎朝登園するたびに子どもが大泣きをして、「ずっと一緒にいられなくてごめんね」と落ち込むことも度々ありました。そんな私の心がすっとラクになった言葉を紹介したいと思います。

「三歳児神話」に振り回されないで

「子どもは3歳まで母親の手もとで育てるのがいい」。一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。筆者も、そのような言葉をかけられて落ち込んだことがあります。 そんな悩みを知人に打ち明けたら、このように言われました。「でも、昔だってお母さんはひとりで育児をしていたわけじゃないよね」と。


まだ保育園などなかった昔も、一緒に暮らす祖父母やきょうだいがいたり、子守をしてくれるご近所さんがいたりと、たくさんの人の手によって赤ちゃんは育てられてきました。現代では、それが保育士さんの手に変わるだけのこと。

3歳までという年齢にかかわらず、子どもに愛情を注いで育てるのはとても大事なこと。でも、それは母親1人に限ったことじゃなく、父親でも、祖父母でも、もちろん保育士さんでも、小さいうちからたくさんの人に愛情を注いでもらえるのは幸せなことだと思うようになりました。

子どもには「ごめんね」より「ありがとう」

保育園に預け始めたころは、よく泣いていたわが子。お迎えに行って泣き顔を見るたびに心が痛んで、「ごめんね」と言っては抱きしめていました。

でも、あるとき保育士さんに言われたのです。「そういうときは“ありがとう”と言ってあげてください」と。
ママに悲しい顔で「ごめんね」と言われると、意味がわからないにしても子どもは悲しい気持ちになります。でも、笑顔で「頑張ってくれてありがとう」と言ってもらえると、子ども自身も前向きな気持ちになれるというのです。

それを聞いてからは「ごめんね」は封印。子どもだって保育園で頑張ってくれているのだから、「いつもありがとう」と声かけをするようになりました。そして、それは子どもにも伝わっていたような気がします。 

子どもにさみしい思いをさせているんじゃないか、という罪悪感は働くママなら一度は持つかもしれません。でも、「いつも保育園で頑張ってくれてありがという」

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