慌てずラクにごっくん!保育士が教える赤ちゃんへの薬の飲ませ方【ラクに楽しく♪特集】
赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、保育士の中田さんからメッセージです。
こんにちは、保育士の中田馨です。冬が近付くにつれて、風邪を引いた赤ちゃんに薬を飲ませる機会が増えてきます。保育所では基本的に薬は預かりませんが、薬を嫌がる子に「どうすればラクに飲ませることができますか?」という質問はママからよく受けます。
薬を嫌がる子は頑として口を開けてくれないこともあります。そんなときに、できる限り負担が少なくママがラクに薬を飲ませる方法をお話しします。
赤ちゃんに薬を与えるときの注意点
「赤ちゃんの薬は医師の指示に従って与える」ということが大前提です。
さらに、以下のことを注意しましょう。
・用法、用量を守る
医師から処方された薬は、用法、用量を守って正しく使います。
・他の子に使わない
薬は、その子の症状や体質に合わせて出されています。きょうだいで同じような症状があっても、薬の共用はしません。
・症状が似ていても大人用は与えない
赤ちゃんや子どもは、体が小さく、肝機能も未発達なので小児用の薬を使用します。
・飲み残しは処分する
飲み忘れて飲まなかった薬は、保管せずに処分しましょう。
薬について不安があれば、医師と薬剤師に質問しましょう。例えば、薬の使い方、効果、副作用など。
確認すると安心できます。
薬を与える前の準備
薬を与える前に準備をしましょう。
・与える回数、時間、量を確かめる
1日3回の薬もあれば2回の薬もあります。食前、食後もあります。
・手を洗う
素手で薬を触ることもあるので、手をきれいに洗います。
・シロップは1回分を取り分ける
水平なところに薬の容器を置き、目盛りに目線を合わせて正確に測りながら別容器に1回分を入れます。シロップによって、底に成分が沈んでいるものもあるので泡立てないようにしながら軽く振ってから取り分けましょう。
赤ちゃんに薬をラクに飲ませる方法
薬の飲ませ方はひとつではないので、月齢など赤ちゃんに合った方法であげてください。
シロップの場合
【1】哺乳瓶の乳首に入れて飲ませる
特に低月齢の赤ちゃんに水薬を飲ませる際におこないやすい方法です。