保育士が教える!新生児の赤ちゃんを泣かせずにラクに布団に寝かせる方法
そして起きてしまうのです。なので、布団におろすときは赤ちゃんの安心する体勢のままおろしてあげましょう。
基本の布団へのおろし方
まずは、赤ちゃんを布団におろすときの基本です。
【1】 赤ちゃんを横抱きし、布団の前でママは膝を床について腰を落とします。
【2】 赤ちゃんの首とおしりを支えながら、ママの体ごと布団に寄せていきます。
【3】 おしりをおろし、頭をおろし、腕をそっと引き抜きます。
これで寝たままならOK。でも、背中スイッチのある赤ちゃんはおしりを下した時点で「あ、おろされている!」と分かります。
だから、寝かしつける前に周りの環境を整えましょう。
ラクに布団に寝かせる方法
次に、ラクに布団に寝かせる方法です。
●敷布団の上にドーナツ型の座布団やバスタオルをドーナツ型にして置く
赤ちゃんの背中が「C」のまま寝られるようにする工夫です。ドーナツ型の座布団を使う場合は、座布団の上にバスタオルなどをかけます。
●赤ちゃんの体をおくるみに包む
腕を「W」、脚を「M」の状態でおくるみに包んでみましょう。この準備ができてから抱き上げます。そして、寝たら布団におろします。
寒い季節でしたら、厚めの毛布をおくるみにして、布団におろすときに頭と脚に少し厚みを増やして寝かせることで、座布団がなくてもそのまま寝てくれます。
スキンシップで安心させる方法も
普段からのスキンシップの中で、全身を触ることも赤ちゃんの不安感を取り除くことにつながります。優しくさすったり、軽く手を置いてじわーっと触れたりするだけでOK。スキンシップしているときの赤ちゃんの表情を見てください。「あぁ~、そこ気持ちいいいい~」と幸せそうな表情や、「ちょっと!そこはやめてよ!」と難しい顔をすることがあります。スキンシップをすることで、赤ちゃんの好きな場所と苦手な場所が分かります。寝かしつけするときは好きな場所をさすったり、軽く手を置いたりしてあげると、赤ちゃんは安心します。
また、これまで保育所で見てきた多くの赤ちゃんが安心するのが「手」です。寝かしつけするときに、赤ちゃんの手のひらにひとさし指を入れ優しく包みます。
赤ちゃんを布団におろすまで手を離さず、一番最後に手を離します。もし、途中で起きたときも、手を包んで優しくトントンすると安心して寝入っていく赤ちゃんが多いです。