「〇〇しない!」はNG?子どもをしかるときに言ってはいけないこと
こんにちは、保育士の中田馨です。子育てをしていると、子どもをしかる場面がどうしてもあります。「もしかして、私はしかりすぎているのではないか?」と思ってしまうこともあるのではないかと思います。今回は、子どもをしかるときに言ってはいけないことについて話します。
しかるときに言ってはいけないこと
子どもは、親が「してほしくない」と思うことを何度も何度もすることがあります。登ってほしくないところに登ったり、遊び食べをしたり……。ママはイライラして、例えばこんな言葉が思わず出てしまいませんか?
「ママ先に帰るからね! バイバイ!」
子どもはもっと遊びたいけど、ママには時間がないときに思わず使ってしまう言葉です。ママとしては子どもに早く動いてほしいからとっさに出る言葉です。
「悪い子は、おまわりさんに連れて行ってもらうよ!」などもそう。子どもにとっては「ドキッ」とする言葉なので、言うことを聞くかも知れませんが、子ども側に立つとおどしになることがあるので気を付けましょう。
「走らない!!」
子どもがしてほしくないことをしているのを止めたいときに「〇〇しない!」という禁止の言葉が思わず出てしまいます。例えば、スーパーで走っていたら「走らない!」ではなく「歩こうね」と言いましょう。登って困るところは「登らない」ではなく、「降りてね」です。してほしくないことを注意するのではなく、してほしいことを伝えるのです。
感情的な言葉が思わず出て「ああ、言い過ぎちゃった」と思ったときは、「ママ、さっきは言い過ぎた。ごめんね」と伝えて抱きしめましょう。
感情的になることは、子育てをしていると必ずといっていいほどあるものです。特に、自分の子となると「しっかり育てなければ!」と思う気持ちも強くなるので、そうなることは当然のことなのです。
毎日しかりすぎ?と思ったときにできること
もし、毎日「ダメ」と言い過ぎているなと思ったときは、周りの環境を整えてみましょう。例えば家の中のどの場面で「ダメ」って言っているかを思い出してみましょう。きっと、毎日同じようなことを「ダメ」と言っていると思います。それがわかったら、「ダメ」と言ってしまっているものを排除します。つまり、ママが「ダメ」を言わない環境をつくるのです。
子どもが「ダメ」