「指しゃぶりをやめてくれない…」意外と知らないやめどき、やめさせ方のコツ
「歯並びが悪くなるんだよ」「手のばい菌がおなかを痛くすることもあるんだよ」など、子どもがわかりやすい言葉で話します。「もうお兄ちゃんなんだからやめよう」「恥ずかしいからやめよう」といった理由ではないほうがいいですね。
●指しゃぶりをするタイミングにコミュニケーションをとる
子どもはふと時間が空いた瞬間や、不安を感じた瞬間に指しゃぶりをします。楽しく心が安定しているときは指しゃぶりをしません。ですので、子どもが指しゃぶりをするタイミングに、遊びを取り入れたり、親子でスキンシップの時間を取ってみたりしましょう。
●好きなキャラクターの絆創膏を貼ってみる
指しゃぶりをする指に、子どもの好きなキャラクターの絆創膏を貼ってみましょう。「〇〇も応援しているよ!」と励ましてみましょう。
●手をつないで寝る
寝るときに指しゃぶりをする子も多いですね。
そんな場合は、子どもが寝入るまで手を握ってみましょう。ママやパパの手を握っていたら安心する。他にも安心して寝る方法があることに気づいてもらえたらいいですね。
●親以外の大人に助言してもらう
私の場合、これで指しゃぶりがなくなりました。親以外の近い大人に助言してもらうことで「あ、そうなんだ!」とハッと気づかされたことを今でも覚えています。
今回お話ししたコツは、やればすぐに指しゃぶりをしなくなるというものではありません。指を吸わなくなったと思っていたらまた吸い始めたなど、行きつ戻りつする指しゃぶりですが、子どものペースに合わせながら焦らず進めていきましょう。
作画/はたこ
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。
息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
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