2020年12月16日 21:30
ごめん…親友のやさしさに後ろめたさがいっぱい【生理を隠し続けた#7】
「生理を隠し続ける女の子の漫画」第7話。生理がきたけれど、大人になりたくない女の子の複雑で繊細な心の内を描く物語。マンガ家・倉地千尋さんが、ご自身の体験をもとにして綴っています。
現在、『少年サンデーS』で「清楚なフリをしてますが」を連載中のマンガ家・倉地千尋さん。ご自身の体験をもとにして、「生理を隠し続ける女の子の漫画」を、Twitterで公開しています。
主人公は、小学校6年生の女の子、月一せいこ。
生理は決して恥ずかしいものではないけれど、初潮を迎える時期の女の子には、大人になるということへの葛藤や恥じらいなど複雑な感情があります。また、彼女と家族、親友、同級生の男の子、保健室の先生など、周囲の人々などとのやりとりを通じて、「どうすれば、子どもに生理が恥ずかしくないものであるということを理解してもらえるのか」についても、考えさせられる作品です。
今回は第7話。前回、経血漏れ(とは男の子はわかっていませんが)を気づかれた男の子に、「血が出ていた」とクラスメイトの前で言われてしまって……。
親友のえっちゃんは、せいこちゃんの異変になんとなく気づいていたようです。やさしいえっちゃんの気遣いに、初めて打ち明けられそうな雰囲気になったのですが……。結局せいこちゃんは、えっちゃんに話すことはできませんでした。
生理は恥ずかしいものではないけれど、せいこちゃんのように知られたくないという思いが強い子もいるようです。せいこちゃんのような女の子の気持ちを、やさしくフォローできるような世の中でありたいですね。
著者:イラストレーター 倉地千尋
「会社員だけどお母さんだから。お母さんだけど会社員だから。どちらも放り出せない葛藤」まぼの“働きながら子どもを育てる”ということ Vol.11 | HugMug