緊急避妊薬でも種類で飲み方が違う?!何が違うのか徹底解説【医師監修】
なお、昔は避妊に失敗したタイミングから72時間以内(体内で精子が活動できる時間内)であればいつ服用してもいいとされていましたが、現在は早ければ早いほどいいとされています。理由は、緊急避妊薬による避妊は、排卵を抑えることで有効になるからです。避妊に失敗してから、緊急避妊薬を飲むまでの間にすでに排卵をしてしまった場合は、緊急避妊薬を服用しても避妊することはできません。
以上のように、どの緊急避妊薬でも原則72時間以内の、できる限り早いタイミングで服用するのがベストです。
婦人科受診とオンライン診療での違いは?
処方される緊急避妊薬は国内で認可されているものなので、婦人科とオンライン診療で薬に違いはありません。ただ、どの緊急避妊薬を処方されるかで飲み方と値段が変わるので、事前にどのアフターピルを処方しているのかを確認しておいたほうがいいでしょう。
自分でどれを処方してもらうか選べないの?
婦人科受診・オンライン診療ともに、どの緊急避妊薬を取り扱っているかによるので、選べることもあれば選べないこともあります。1種類しか取り扱っていない場合もあれば、どの種類も取り揃えている場合もあるので、クリニックのホームページや電話で事前に確認するか、診察の際に処方できるアフターピルの種類を聞いてみるのもいいでしょう。
緊急避妊薬と一言で言っても種類があり、ホルモン含有量や飲み方、値段が違います。必要になったときには、どんな違いがあるか理解しておきたいですね。
監修者:医師 こまがた医院院長 駒形依子 先生
東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。
著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』。
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