「油断一秒・怪我一生」医師から重い言葉。目を離した一瞬で娘がおむつ台から転落し…
そして「『油断一秒・怪我一生』という言葉があるよ、目を離してはいけません」と言われ、診察は終了しました。帰り道、なんでこんなことになったのだろう、全部私のせいだ、という気持ちでいっぱいになり、涙が止まりませんでした。
とても長く感じた1カ月間
その夜、娘の寝顔を見ながらひどい後悔に襲われました。「あのときベルトをしていれば……、もし娘が急変したら……、自分を責め続けても仕方ない……」。私の心の中にさまざまな気持ちが入り混じってよく眠ることができず、夜中に何度も娘の様子を確かめたことを覚えています。
娘のささいなしぐさも気になるようになり、事故を思い出しては涙する日々。医師から言われた1カ月が過ぎたころ、ようやく少し安心したのを覚えています。
娘は現在4歳になりますが、何事もなくスクスクと成長しています。
あのとき、大事に至らなくて本当によかった、と思うとともに、少しの油断が大きな事故を招くことがあると感じるばかりです。そして「まあ大丈夫だろう」という思い込みがどれほど危険なのかということを実感する出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO
著者:佐野 彩
4歳女児の母。結婚を機に退職し出産。地元から離れ、知り合いが誰もいない土地で子育て中。地域の情報を入手すべく、ママ友作りに奔走した経験あり。