「もしかして陣痛…?」寝ている夫へ伝えると、普段冷静なはずの夫は慌ててしまい…
「え? なんで?」と思っている間に、横向きだった体勢をあお向けにかえるよう指示されて、臨戦態勢に。思わず助産師さんに「子宮口、今何cmですか?」と聞くと、「もう全開大ですよ!」と言われ驚きました。
助産師さんに陣痛に合わせていきむようを言われて、強い痛みと共に、グーッといきみました。途中、赤ちゃんの心拍が急に落ちてきたので、私も必死で深呼吸をして、赤ちゃんにたくさんの酸素を送ろうと頑張りました。そして、とてつもなく強い陣痛の波に合わせて、3回程いきんだところで、ニュルンとした感覚が。その感覚のあと、かわいいかわいい赤ちゃんが生まれ、私も夫も元気に泣く赤ちゃんを見て、自然に笑みが溢れました。
病院到着から2時間半。あまりの早さに自分でも驚きました。
1人目のお産は、初めてのことでいろいろな不安もあり、微弱陣痛で時間も長く、陣痛中もひとりだったので、正直しんどかったです。今回のお産は、2人目ということで、痛みを知っている分、痛みの怖さが蘇りましたが、夫に立ち会ってもらえたので本当に心強かったです。
今回のお産で、新しい家族を迎える瞬間を夫とともに過ごせました。また、あとから笑えるエピソードや感動を共有でき、かけがえのない思い出を夫と作ることができてよかったです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラストレーター/まっふ
著者:大島 みな
4歳、0歳の2児の母。現在は専業主婦で、2人の男の子の育児に日々奮闘中。
監修者・著者:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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