2021年10月23日 19:30
「ハイハイは練習するべき?」ハイハイの始まりから注意点までまるっと解説
「赤ちゃんはいつからハイハイするの?」「練習はしたほうがいいの?」など、多くのママが気になる赤ちゃんのハイハイについて、小児科医の松井潔先生に教えていただきました。マンガでわかりやすく解説します!
赤ちゃんの成長は著しく、寝返りができるようになり、おすわりもできるようになってきたなぁと思っていたら、今度は腹ばいになって後ずさりしようとし始めたりします。このような動きをし始めたら、ハイハイの始まりといって良いでしょう。
さて、赤ちゃんはいつからどんなふうにハイハイをし始めるのでしょう? また、赤ちゃんは全員、ハイハイするものなのでしょうか? 今回は、赤ちゃんのハイハイについてまとめてみたいと思います。
赤ちゃんがハイハイをするのはいつから?
赤ちゃんがハイハイをし始める平均的な時期は、生後7~8カ月ごろだと言われています。寝返りができるようになったあとにハイハイができるようになります。
いきなり膝をついてハイハイをするというよりは、腹ばいになってバタバタもがいていたり、くるくると回転してみたり、または後ずさりしようとしたり、ずりずり進もうとしたりという動作が見られるようになってきます。そのような動きをし始めたら、そろそろハイハイが始まるのかな、と思って良いのではないでしょうか。
さまざまな種類の“ハイハイ”
皆さんがよく知っているハイハイといえば、両手で上半身を支えて膝立ちして進むスタイルですよね。実は、ハイハイのスタイルはこの“膝ばい”だけではないのです。
膝ばいと呼ばれる通常のスタイルのハイハイ以外にも、さまざまなスタイルのハイハイがありますのでご紹介します。
●ずりばい
たいていの赤ちゃんのハイハイは、“ずりばい”から始まることが多いのではないかと思います。ずりばいというのは、ほふく前進のような格好でずりずりと這って進むスタイルのハイハイです。
赤ちゃんがじょうずに寝返りができるようになったころには、首を持ち上げる力も強くなって、今度はその体勢で動きたいと思うようになります。そして、腹ばいのまま手足をじょうずに使って前や後ろに進むことができるようになります。
ずりばいは意外に早く、生後5~6カ月ごろに始める子もいます。