「実はNGなんです…!」赤ちゃんへのお薬の与え方が間違っていた!?やりがちNGと正しい与え方とは
②飲食物に混ぜて飲ませる
薬の味を隠すため、赤ちゃんが好む飲食物に少量混ぜて一緒に飲ませます。
酸味がある飲食物(オレンジジュース、スポーツドリンク、乳酸菌飲料、ヨーグルト等)に混ぜるのは避けましょう。薬のコーティングがはがれ、余計に苦味が出たり、効果が弱くなる薬もあります。
また、熱いスープや食べ物に混ぜると、薬の品質が損なわれることがありますので、避けましょう。
粉薬を飲食物に混ぜたまま長時間放置すると苦味が増したり、変質したりすることがありますので、飲ませる直前に混ぜるようにしましょう。
③アイスクリームなどに包み込んで飲ませる
冷たいと味覚が鈍るため、アイスクリームやシャーベットなどに包み込むようにして飲ませます。
また、服用を補助するゼリー状の商品に薬を包んで飲ませる方法もあります。
まとめ
お薬の種類によっても注意点が変わることがあるので、お薬に適した方法は医師や薬剤師に相談するようにしましょう。また、赤ちゃんがおなかがいっぱいのときは、なかなか薬を飲んでくれなかったり、体調がよくないときはいつもより機嫌が悪かったり、ぐっすり眠っていることも多く、薬をいつ飲ませたら良いか迷うこともあるかと思います。
例えば、食後の指示の処方薬が必ず食後に飲まないといけない薬かなど、タイミングや飲まないときの対処方法も医師または薬剤師に確認しておきましょう。
【引用参考文献】
五十嵐隆監修
一般社団法人日本小児総合医療施設協議会編集
乳幼児・小児服薬介助ハンドブック
監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀