「自主性を促したい!」給料制を取り入れたところ、子どもたちに劇的な変化が
わが家は10歳、8歳、6歳、4歳、2歳の子ども5人と妻と私の7人家族です。3年前に給料制度のおこづかいを導入してみたところ、劇的な変化がありました。
欲しい物は自分で手に入れる
わが家は大家族がゆえ、子どもたちが欲しい物を我慢しなければならない状況が多々あります。たとえば、街でよく見るカプセルトイは、1人にさせるとほかの4人もやりたがるので低額でも安易にさせられません。
いつも我慢ばかりしている子どもたちですが、「買いたい物を自分で選んで買う」という経験もさせたいと考え、おこづかいをあげることにしました。そして、そのおこづかいは、自主性を促せるようにと、給料制を導入したのです。
わが家の給料制度では、だいたいお手伝いの単価を20円前後と設定しています。お手伝いの内容によってもっと高く設定したものも、安く設定したものもあります。
1カ月ごとにお手伝いで稼いだ金額を計算し、私の給料日と同じ日に各自の給料袋に入れて手渡ししています。給料の対象になるお手伝いは、洗濯物を干す、洗濯物を畳む、ごみを集める、味噌汁を作る、おかずを作る、米を研ぐなどがあります。妹弟のお世話は対象にしていません。
みんなが飛びつく高額仕事は…
その中で単価が50円と高額なお手伝いがあります。それは、ゴキブリ退治。妻は大のゴキブリ嫌いで、見つけると動けなくなってガタガタ震えています。わが家は古民家でたくさん隙間があるのでしょう。梅雨の時期から11月ぐらいまで遭遇することがしばしばあります。
ゴキブリの退治が対象になってから、妻はゴキブリと遭遇しても、子どもたちが喜々としてやってくるので怖い思いはしていないようです。
おねだりがなくなった!?
以前は、スーパーに行くと、子どもたちが欲しいおやつを私や妻に要求してきました。しかしこの給料制度を導入してからは、子どもたち自身が20円を稼ぐ大変さを感じたからか、おねだりが一切なくなりました。そして欲しい物が出てくると、計画を立ててお金を貯めて購入するように。
欲しい物が高額な場合に、先にお金を手に入れる方法はないかと考えた子もいました。それは、洗車チケットを作成し、3枚つづり150円にして販売するという方法でした。近所のガソリンスタンドに行き、洗車の様子を見学したあとに思いついたようです。洗車チケット回数券を作成すると、親に購入を促してきました。
給料制でおこづかいをあげるようにしてから、子どもたちがお金や物を大切にするようになったと感じています。汗水流して自分で手に入れたお金、そしてそのお金で買った物だからだと思います。
大家族だから我慢させるのは仕方がないとすませたくなくて、また「買いたい物を自分で選んで買う」という経験をしてほしくて始めたおこづかいの給料制度。せっかくだから、メリハリがあるお金の使い方を子どもたちと一緒に考えたいと思っています。この給料制度のおこづかいが、子どもたちが自分自身でお金の使い方を考える機会になることを願っています。
作画/加藤みちか
著者:おのうえ たく
2男3女の父。趣味:読書、イラスト。サラリーマンとして働く傍らにぎやかで合宿のような大家族の日常を執筆中。
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