子育て情報『商店街や板前さんの出前講座も!まち全体が保育のフィールド「まちのてらこや保育園」の取り組みとは?』

2022年9月6日 12:30

商店街や板前さんの出前講座も!まち全体が保育のフィールド「まちのてらこや保育園」の取り組みとは?

 

PICK UP!子どもにとっては誰もが先生!人形町の人情溢れる地域子育て

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さまざまな職種の人たちが園にやって来て仕事内容を実演してくれるのも、この地域ならではです。ときには板前さんをしている園児のパパがやって来て、魚をカッコよく捌く姿を披露してくれることも。実際に目の前で仕事を見せてもらうことで、こんな仕事があるという学びや、食育にもつなげています。

ほかにも、子どもも実際に花を生ける「花育」をおこなうのは、地元のお花屋さん。自ら花に触れて香りを感じながら生けていく時間は五感に良い刺激を与え、完成させる楽しさや生きているものを愛でるという体験にもなっています。

PICK UP!○○ちゃんとどこに行く?「シャッフル保育」「遠足会議」で自己決定力を育む

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異年齢保育や縦割り保育はよく聞きますが、まちのてらこや保育園が取り入れるのは「シャッフル保育」。子どもたちが今日一日過ごすクラスを自分で決めて、その日はそのクラスで過ごします。「誰とどこに散歩に行く」といった過ごし方も子どものほうから提案の声が上がるそう。


また、遠足の行き先を決めるのも子どもたち。遠足の行き先を決める「遠足会議」では、あえて多数決を取らず、「どうしてそこに行きたいのか」の理由を聞いて決めていきます。やりたいことから考え始め、それを実現させるためにはどこへ行ったら良いか考えるときもあるそう。

PICK UP!絵本は子どもの世界を広げる可能性の扉「やりたいこと」を見つけて挑戦

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子どもたちが大好きな絵本は、さまざまな保育につなげられる可能性の扉。おうちで読まなくなった本を寄贈してもらったり、絵本専門店で選書してもらった本を園の本棚に並べたりと、より多くの絵本と出会えるようにしています。

みんなで図書館に行くのも日常風景。自分で絵本を選ぶことで得られるものは想像以上で、読みたい図鑑の重さに四苦八苦し、本とは重いものだと体験して知る子どももいます。絵本の中で出会った料理が食べたくなったら実際に作ってみるなど、子どものやりたいことを見つけてそれをできるようにしてあげるのも、まちのてらこや保育園の大切にしていることです。



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