赤ちゃんが寝ているときのおむつ替えは必要?おむつを替える目安【保育士が解説】
おむつ替えの原則は「おしっこ(うんち)に気付いたら替える」です。
紙おむつを替えるタイミングは、
・おしっこ(うんち)をしていることに気付いたとき
・赤ちゃんが「おしっこした~」と訴えて泣いたとき
紙おむつの場合、おしっこが出ると青いラインが出ることでも確認できます。そして、月齢が上がるごとに、おむつを替える時間を決めていきます。
例えば保育園では、朝の授乳の前、午前睡から起きたとき、昼の授乳(離乳食)の前、午後睡から起きたとき、帰る前などと毎日決まったタイミングでおむつ替えをします。もちろん、赤ちゃんが泣いたりうんちをしているときなどはその時々で替えます。このタイミングが将来、トイレトレーニングをスタートするときのリズムに役立ちます。
寝ているときのおむつ替えは必要?
夜寝ているときに紙おむつを触ってみると、おしっこが出ているときがあります。寝ている赤ちゃんを触ると起きてしまう可能性もあるので、替えたほうがいいのか、替えなくてもいいのか悩むところです。
例えば、寝ているときにうんちをしたり、おしっこが紙おむついっぱいに出たりしているときはおむつを替えましょう。少量しか出ておらず、赤ちゃんがスヤスヤ寝ているのであれば、そのまま寝かせてあげましょう。途中で泣いたり授乳をしたりするのなら、そのついでにおむつ替えをすればOKです。
私の息子はよく水分を摂ったので、おしっこの量がとても多い子でした。1枚の紙おむつでは朝になるまでには漏れてしまって、パジャマも布団もビッチョビチョで大惨事になっていました。そんな子の場合は、夜中に一度おむつ交換が必要です。冬になると、冷えるのでおしっこの量が増える子もいます。夏は汗をかくのでおしっこの量が減る子もいます。
その子によっても、時期によっても、寝ているときのおむつ交換のタイミングは違います。
おむつ替えに、神経質になる必要はありませんが、ママが気付いたら替える、赤ちゃんが不快感を訴えたら替えるが基本です。おむつを替える分だけ、赤ちゃんはママとのスキンシップがあって幸せな時間でもあります。「おしっこたくさん出てスッキリしたねえ~」なんてお話しながら、おむつ替えタイムを楽しんでくださいね。
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。