<しっぽがついている息子>「いっそのこと忘れたい」病院にいる赤ちゃんを思うと、涙が込み上げて…
妊娠中、医師から赤ちゃんが仙骨部分に巨大な腫瘍ができる仙尾部奇形腫(せんびぶきけいしゅ)と診断された、ゆーとぴあさん。その後、無事出産し、赤ちゃんの腫瘍を取る手術も終えました。術後、ゆーとぴあさんは医師から手術で摘出した腫瘍を見せてもらい、PICU(小児集中治療室)にいる赤ちゃんに会いに行くことに。ゆーとぴあさん夫婦は、赤ちゃんの様子を見ることができ、一安心しました。
母の息子への思い
産後の私の生活や心情は……。
咲太郎を思い出すと泣いてしまう。
だから、忘れたい。
けれど、忘れることはできず、むしろ夜になると咲太郎のことが心配になり、「今すぐそっちに行きたいよ」と咲太郎に会いたくなる。
毎日、病院にいる咲太郎くんを想って泣いていた、ゆーとぴあさん。
思い出すと泣いてしまうので、いっそのこと咲太郎くんを忘れてしまいたいと思うように。それでも、夜になると、咲太郎くんに会いに行きたくなります。
ゆーとぴあさんのように、赤ちゃんと離ればなれの状況になってしまって寂しさを感じたことがあるママもいるのではないでしょうか。
咲太郎くんが元気に退院して、ゆーとぴあさんと咲太郎くんが1日でも早く、一緒に過ごせる日がくるといいですよね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生
愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
男の子2人を育てるママ。長男くんは仙尾部奇形腫、次男くんは発達障害児。事実を基にした子育てに関するエピソードをマンガ化し、Instagramに投稿しています。
<しっぽがついている息子>「大丈夫かな…」赤ちゃんの退院後、医師からの指示がかなり過酷で