<しっぽがついている息子>「いよいよ退院できるね」息子の退院に向け、入院費の支払いに向かうと
妊娠中、医師から赤ちゃんが仙骨部分に巨大な腫瘍ができる仙尾部奇形腫(せんびぶきけいしゅ)と診断された、ゆーとぴあさん。その後、無事出産し、赤ちゃんの腫瘍を取る手術も終えました。術後、ゆーとぴあさん夫婦は、PICU(小児集中治療室)にいる赤ちゃんに会いに行き、赤ちゃんの様子が見ることができて一安心。赤ちゃんの退院後の生活に慣れるため、ゆーとぴあさんは病院に泊まることになりました。
息子の退院に向け、奮闘する母
息子が退院できるように、「指ブジー(肛門の孔(あな)を拡張するため、肛門の中に指を入れること)」を病院に泊りがけで練習することになり……。
親子で病院に入院することに。初めての赤ちゃんとの生活で戸惑いや大変なことがあったけれど、やっぱりかわいいと思った。
そして「指ブジー」も習得し、夫に退院の旨を伝えると、「何も用意してないよ!」と焦りの声が。
「余裕を持った生活をしていたのに、何も準備していなかった……」と今になって焦り出したが「やっと退院することができる」と実感。
そして退院の日。支払いを済ませに行き、出された紙に記載してあったのは……。
初めて赤ちゃんと長い時間を過ごした、ゆーとぴあさん。
お子さんの育児は大変だと思いましたが、それと同時に「かわいい」と感じたそうです。
みなさんも、育児中「つらさ」や「しんどさ」を感じたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな大変な育児の中でも、みなさんがお子さんのことを「やっぱりかわいいな……」を感じられたときは、どんな瞬間でしたか?
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生
愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。