癇癪やこだわりが多いわが子。子どもだからなのか、それとも!?母の予感は<カサンドラで離婚>
アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。アコさんの夫、ユーマさんは、やさしくて真面目な人。しかし、なぜか結婚生活に息苦しさと孤独を感じていたアコさん。あるとき、ユーマさんが自分に向けて心から笑っているところを見たことがないことに気が付きます――。出産後、赤ちゃんとの暮らしを楽しんでいたアコさんですが、ユーマさんがいつまでたってもお世話ができないことが引っ掛かっていました。
月齢が進むにつれて、だんだんと娘のしずくちゃんは手がかかるようになっていきました。そしてアコさんは発達が気になり、ユーマさんに相談しますが「大丈夫だよ」と、そっけない返答。
もっと真剣に考えてほしいのになと、相談するたびにアコさんはユーマさんと心のすれ違いを感じてしまうのでした。
そしてアコさんの心配はしずくちゃんが3歳になっても続いていて――?
「子どもだから」で終わらせていいの?
誤)お父さんに大しての→正)お父さんに対しての
4カ月ころから始まったしずくちゃんの人見知り。そういうものかと思っていたけれど3歳になってもユーマさんに懐きません。
ユーマさんは「本当にママが大好きなんだな」と言いますが、アコさんは本当に大丈夫なのかと不安が沸いてきます。
その後もパパに慣れない様子を見てはアコさんは心配しますが、ユーマさんは「女の子のお父さんイヤイヤ期」だと思い込みました。育児の負担はアコさんにのしかかりました。
子どもの前で父親の悪口を言っているんじゃないか
お父さんに対しての扱いが酷かったりしませんか?
お父さんを信じて2人きりにしてあげて
こんな風に周囲から言われてしまい、アコさんは自分を責めることもありました。
特に気になっていたのはしずくちゃんの癇癪の多さでした。アコさんは大変さを感じていましたが、子どもだからなのか、しずくちゃん特有のことなのか区別がつかず、悩んでいたのです。