2023年3月7日 07:20
<過干渉な母親>「あなた、かわいそうに」母の勧めで訪れた場所で、初対面の人に同情されてしまい!?
高校生のぷみらさん、専業主婦の母親、父親、妹は、金銭的援助を受けるため、ぷみらさんの祖母(母方)と同居していました。ぷみらさんの母は、祖母や父とケンカばかりで、家族同士の揉め事が絶えない毎日。母は「アンタのために、離婚や家を出ることを我慢している」と、ぷみらさんに嘆いていました。幼いころ、体の弱かったぷみらさん。自身も体調を崩しやすく、そのことを祖母に責められて育った母は、「私のせいで弱い子どもに産んでしまった」と、負い目を感じていました。そして、鍼灸と漢方で自分自身の体調がよくなったと感じていた母は、「アンタのため」と、ぷみらさんにも治療を勧めていました。
ぷみらさんは以前から、鍼灸や漢方が苦手。しかし、母の勧めを断った際、号泣されたことをきっかけに「断るとめんどう」と、母の勧めを受け入れていました。
母はぷみらさんを思い、善意で治療を勧めていることを理解していたので、「私が我慢すればいいか……」と、やり過ごそうとしていたぷみらさんですが……。
突然「かわいそう」と言われ…
高校生になったぷみらさんは、新しい生活に慣れず、よく熱を出していました。
そんなぷみらさんに母は、「鍼灸に行って、体を整えないと!」とぷみらさんを気遣います。
鍼灸が苦手なぷみらさんは、母の勧めをめんどうに感じますが、「断ってもめんどくさい」という気持ちが勝り、近所の鍼灸院を訪れます。
「今日はどこを治療したい?」
鍼灸の先生の問いに、「全体的に……」と気のない返事をするぷみらさん。すると、「あなた、鍼灸嫌い?」と、何かを察した先生に尋ねられます。
「正直、好きじゃないです。単純に鍼治療が苦手です」
「じゃあ何で来たの?」
「来ないと、母が泣くので……」
自然と表情が曇るぷみらさんに、「あなた……かわいそうに……」と、先生も心配になるのでした。
「なんで鍼灸に来たの?」と聞かれ、「母が泣くので」と答えたぷみらさんに、思わず「かわいそうに……」