「俺のせいだ」涙を流して膝から崩れ落ちた夫。ひたらすら後悔の念にかられて<僕たちは親になりたい>
子どもが生まれてから、育児は妻の美咲に任せっきりで、家庭をかえりみない自分本位な行動が続いていた拓也。ある日の夜、赤ちゃんのお世話をめぐって、拓也と言い合いに発展。自分と娘に全く関心を持たない拓也に対して、怒りが爆発してしまいます。「そんなに私と花ちゃんと一緒にいるのが嫌なの!?」と拓也に問いただすと、「今は……嫌だ……」という答えが返ってきました。
さらに美咲は拓也に向かって、「妊活は前向きな気持ちだったの?」と質問。
すると、拓也からは「妊活をしいないほうが良かったと後悔してる……」という答えが返ってきたのでした。ショック過ぎるその回答に、美咲は一瞬絶句してしまうのですが……!?
夫の言葉を聞いた直後は、ショックで言葉も出なくて…
言葉にならない怒りを悲しみが込み上げてきた美咲。
しかし次の瞬間、
声を挙げて泣き出したのは拓也のほうでした。
「ごめん……全部俺のせいだ。
俺がもっと早くから向き合っていれば、
こんなふうにならなかったんだ……」
「そうすれば美咲がおかしくなることも
なかったのに……」
「おかしい……?! 私が……?!」
拓也の言葉に反応しながらも、
慌てて赤ちゃんを始めた美咲。
「美咲、俺には泣き声が聞こえないよ……」
赤ちゃんをあやす美咲に向かって、
静かに拓也はそう口にしたのでした。
◇◇◇
「妊活をしないほうがよかったと思ってる」と言い終わった後、泣き崩れてしまった拓也。物凄く悲しい表情で泣いているので、"心から後悔している"というのが伝わってきますね……。さらに、「美咲がおかしくなることもなかった」「泣き声が聞こえない」など、意味深な言葉も気になってしまいました。
著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
「俺には泣き声が聞こえない」夫の言葉を聞いた瞬間、妻は感情を高ぶらせて<僕たちは親になりたい>