「先生が鬼に見えた…」できない生徒をあざ笑う教師。恐怖でクラスは静まりかえり…<小学生トラブル>
フワリーさんが小学校4年生のときのお話。新しく赴任してきた越山先生が、フワリーさんのクラスの担任になりました。はじめはやさしくて好かれていた越山先生ですが、徐々にその本性が明らかになっていきます。ある日、越山先生は「班替え」を行いクラスを8班にわけ、泣き虫で人前に出ることが苦手だったフワリーさんを班長に任命しました。
越山先生なんて嫌いだ!
休み時間になると女子生徒に囲まれるほど人気があった越山先生。
しかしフワリーさんはその輪には入らず、クラスのリーダー的存在の友達、チャコと遊んでいました。
そんなある日。
算数の授業で、越山先生は「班替え」を行いクラスを8班にわけ、フワリーさんをそのうちのひとつの班長に任命。
「班長が先生になって教える」という授業を行うことになったのですが……。
フワリーさんは、算数が苦手。
「班長が先生になって教える」と言われても上手にできず、班のメンバーに責められてしまいました。
そんな班の様子を見た越山先生は、「班長なのに」とフワリーさんをあざわらいます。
チャコはそれを見ていられず席を立ってフワリーさんをかばおうとしますが、越山先生に止められてしまいます。
先生はますますヒートアップ。フワリーさんを「勉強してなかったからだ」と怒りました。
その異様な雰囲気に、休み時間になってもクラスのみんなは静まり返ったまま……。
つらい時間を過ごしたフワりーさんでしたが、その日の放課後、チャコが遊びに誘ってくれ「越山が大嫌い」「フワ子も負けるな」と励ましてくれました。
◇◇◇
学校で起きるトラブルの原因が、子ども同士だけでなく教師ということもあるのですね。
圧倒的大人である教師からの威圧的な態度は、子どもたちにとってはきっと大きなストレスだったことでしょう。
クラスというのは子どもたちとって、家以外の第2の居場所と言っても過言ではありません。