2023年9月11日 13:20
「ごめんね…」健康に生んであげられなくて。子ども全員が病気の可能性?<息子が歩けなくなった>
東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。
第3子を妊娠したかおりさんは、つわりがひどかったり、足がつりやすくなったり、長男・かんたくんの介助が大変な日もありました。そんなかおりさんを見た次男・こうたくんは「お兄ちゃんの車いすを押すよ!」と、率先して手伝ってくれます。
また、長男の送り迎えは夫、次男の送り迎えは義父といったように、家族一丸となって妊娠中のかおりさんをサポート。
家族の協力もあって、無事に長女・杏ちゃんを出産しました。
病気を通して家族が得たものとは?
※健診
6カ月健診を受けた杏ちゃんですが、目、耳、心臓には異常がありませんでした。しかし、股関節が気になると言われ、精密検査を受けることに。「もしかして、お兄ちゃんたちと同じように……」と不安が頭をよぎりましたが、問題はありませんでした。
一方の長男・かんたくんですが手術から4カ月後、股関節に入れたボルトを抜き取る手術を受けました。その後は左に体重をかけてはいけないため、車いすと松葉杖で過ごす日々。徐々に、左足に体重をかけてよくなり、手術から3年4カ月で治療が終了!
時間はかかりましたが、かんたくんのうれしそうに走っている姿を見て、かおりさんは幸せを実感したのでした。
小さい体で病気と闘い、いろいろなことを我慢したかんたくんの気持ちを考えると、かおりさんがうるっとしてしまうのも無理はないでしょう。病気は本人も近くで支える家族もつらいものです。
しかし、家族の絆が強くなるという一面もあるようです。かんたくんの心に寄り添い、介助など近くで支えてきたかおりさんに笑顔が戻ってきて本当によかったですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。