「あなたみたいに…」親に捨てられたママ友から衝撃の告白。毒親の悩みとは?<ご近所トラブル物語>
庭野はなさんの娘・つむぎちゃんは、近所に住む同い年のサラちゃんと大の仲良し。サラちゃんの母親・リカさんは不倫をしていて、不仲な夫とは別居予定でした。理不尽にはなさんやサラちゃんを怒鳴ったり、責めたりすることがあるリカさん。自分勝手なリカさんに苦手意識がありつつも、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちがあったはなさんは、リカさんと付き合いを続けていました。ある日、リカさんの身勝手な言動で怒りが爆発したはなさんは、「振り回されてかわいそうなのは、サラちゃんだから!」と、リカさんに手を上げそうになります。すると、割って入ったのはつむぎちゃんとサラちゃん。「つむと遊べば楽しいよ! 一緒に遊ぼう!」と、なんともかわいいなだめ方で、母親たちの言い争いは収まりました。その後、リカさんが席を外している際、「パパとママ、ずっとケンカしててもいいから、サラのそばにいてほしい」と、サラちゃんの本音を聞いたはなさん。
両親がケンカばかりしていた自身の幼少期と重ね、サラちゃんに共感していました。
用事を済ませ、戻ってきたリカさんは、「はなちゃんって珍しいよね。保育園のママ友もママさんバレーの友だちも、みんな私から離れていったのに……」と話し始めました。
リカさんは両親がおらず、小さいころから友だちがいなかったそう。そのため、子どもの気持ちや子育てというものがわからず、子育てに不向きだと感じていました。そんな中、つむぎちゃんからの言葉が心に残っていたリカさん。
「つむちゃんが『一緒に遊ぼう』って誘ってくれてうれしかった。親も私のこと捨てたでしょ? だからずっと人から必要とされてない気がしてたんだよね」
幼少期の経験がトラウマとなっていたリカさんは……。
毒親の変化…!?
「はなちゃんがこうやって話を聞いてくれることもうれしかったんだ。なんだろう……うん。ありがとね」
リカさんからの思いもよらない言葉に、驚くはなさん。
「今日、この人と縁切りに来たんだけど……他のママ友もみんな離れていくって……それなら私も……だけど、だけど……」