「不憫で仕方ない」わが子を置いてボーイズバーへ。帰らない母は男と!?<恋愛依存のシングルマザー>
”まひまひ”こと、まひとが働くボーイズバーへ足を運びます。
実物のまひとに感動するりなは、テンション高く、まひととの時間を楽しんでいました。
日付が変わったころ、さえは……。
「子どもをほったらかして、こんな時間まで……」
帰ってこないりなにイライラしながらも、日中のお世話で疲れている母を寝かせ、キキちゃんにミルクを飲ませていました。
「3カ月だけ、キキのため」と、お世話に励んでいたさえですが、「りなを甘やかしていただけだった」と後悔の念が芽生えます。
「キキのことはすごくかわいい……。この子の親が、りなだなんて……」
「こらからのキキの人生を思うと、不憫で仕方ない……。でも私は、この子の親には……なれない」
キキちゃんのことを思い、複雑な心境のさえ。
母親としての自覚がないりなの行動に、不安が募っていました。
そして、自分が家を明け渡すことについて、「それは絶対に間違ってる」と思い直します。何もしないであろうりなに代わり、自分でりなの家を探そうと考えていました。
「キキ、あんたは何も悪くないからね。頑張って幸せになるんだよ」
りなに対しては諦めにも似た心境のさえですが、キキちゃんを心配する気持ちだけが増していくのでした。
まるで母親のようにキキちゃんを想い、深夜にミルクを飲ませるさえ。しかし、さえが言うように、さえが親になることはできず、どんなにキキちゃんのことを考え、心配しても、キキちゃんとどのように生きていくかを決めるのはりなです。
新生児の時期は、本当にあっという間ですよね。
息抜きも大切ですが、よく知りもしない男性と夜更けまでお酒を飲んで過ごす時間と、わが子の貴重な新生児時期を一緒に過ごす時間……どちらが大切か、りなにはよく考えてみてほしいものです。
著者:マンガ家・イラストレーター もち
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