帰宅すると家の前にパトカーと消防車が!→「家燃えてるんだけど!」子守りをしている夫に連絡した結果
「子どもと2人で昼寝してるけど?」
「は?家燃えてるんだけど」
恩師が体調を崩し、面会がキャンセルになったため、早々と帰路についた真知子。しかし、真知子を待ち構えていたのは、たくさんの救急車やパトカー、消防車でした。真知子たちが住むマンションが火事になっていたのです。
「家の中にチサがいる!」「ごめん、俺ちょっとコンビニに行ってて……」とそれらしい言い訳を述べる幹夫に、「チサは無事に保護されてるから」と冷たく告げた真知子。
実は、幹夫は真知子が出かけた後すぐに、3歳のチサを置いて、知り合いに会いに行っていたのです。平気で嘘をつく幹夫に、真知子は怒り心頭。真知子は「あんたを信じた私が馬鹿だった」と続け、チサを連れて出て行くことを決めたのでした。
数日後――。
真知子のもとには、何度も何度も幹夫から「帰ってきてくれ」という旨の連絡が届きます。しかし、離婚するつもりの真知子はまともに取り合いません。
「火事が起きたのは偶然だ」「もうしないって」と逆切れさえする幹夫に、真知子は「その『もうしない』が信用できないから離婚するんです」と言い切ります。
結婚しても、チサが生まれてからも、自分勝手な生活を続けていた幹夫。何度も約束を裏切られてきた真知子は、幹夫を信じることができなくなっていました。「私たちがいない方がいいんじゃない?独身時代のように遊んで暮らせるし」「嘘つき男の謝罪なんて意味ないよ」と、幹夫にとどめを刺すのでした。
その後――。
幹夫と真知子は離婚。
真知子の両親からも、自分の両親からも見放された幹夫は、ぱったりと飲み歩くのをやめたようです。だからといって真知子が幹夫を許せるわけはなく、養育費を支払いながら後悔して生きていってほしいと願っています。その後、真知子は実家に帰り、自分の両親と一緒に暮らしながら、チサの心のケアを続けています。チサは真知子と両親と過ごしているうちに少しずつ元気を取り戻しています。
幼い子どもにとっては、たとえ家の中でも危険がいっぱいです。一人で置いていくのはあってはならないことですよね。幹夫には自分がしたことをしっかりと反省してほしいですね。