2023年12月8日 22:40
「結婚式に来るな!」血の繋がりのない娘にニセモノと呼ばれ、拒絶された私→式場に行った結果…
20年前に3歳年上の夫と結婚した私。当時、夫はバツイチで3歳の娘を育てるシングルファザーでした。娘は私にすぐに懐いてくれて、わが子同然に20年間大切に育ててきたのですが、中学に入ったころに戸籍を見てしまい、私と血が繋がっていないことを知りました。思春期ということもあって、私への反発も強く、「ニセモノ」と呼ぶように……。残念ながら、それ以来娘が私に心を開くことはありませんでした……。
社会人になっても、娘の「ニセモノ」呼びが変わることはありませんでした。最初のうちは注意していた夫も、いつのころからか一緒に私を無下に扱うように……。もうこの家に私の居場所はないのかもしれないと思い始めていました。
ニセモノ扱いされる私
「お誕生日おめでとう」
誕生日の朝、まだ眠そうな娘にお祝いの言葉をかけたものの、案の定スルー。しかし、夫が同じようにお祝いの言葉をかけると、猫撫で声で返事をしています。キャッキャとはしゃぐ2人には、まるで私の姿が見えていないよう……。そのとき、娘がこんなことを言い出しました。
「今度の休みに彼を連れてこようと思うの! 私、結婚する!」
夫もビックリしていて、どうやら初耳のようです。
お相手は一流の商社に勤めるエリートサラリーマンで、その肩書を聞いただけで夫も大喜びです。そんな素敵な結婚相手が来るのなら、しっかりおもてなしをしないと! と私は張り切っていました。
しかし「ニセモノはいなくていいわ」と、娘は私を拒絶し、結婚式にも呼ぶつもりはないと宣言されてしまいます。
その発言を聞いた夫も、かばうどころか娘の発言に納得している様子。こんな2人の態度は許し難いものがありました。
来るなと言われたけれど…
それから数カ月後ーー。
いよいよ娘の結婚式がやってきました。ニセモノの母親は来ないように言われていましたが、私も式場に出向いています。もちろん、娘を祝うためではありません。他の人から招待されたので、来ないわけにはいかなかっただけです。
できるだけ身を潜めていたつもりでしたが、夫と娘にあっけなく見つかってしまいました。
「なんでいるの!?」と娘は声を荒らげますが、ちゃんと招待されたとしか言いようがありません。もちろん聞き入れてもらえず、娘は私を会場から引きずり出そうと躍起になっていました。