「これでやっとフェアかな」不倫女は口を開くと、妻との学生時代の話を始めて…<妻の友人を抱いた夫>
結婚式前、お酒の失態で妻・ユリの古くからの友人であるモネと一夜を共にしてまったヒナタ。その後、モネとは結婚式で再会するも、ヒナタがモネに好意を持たれてしまったことで、式をめちゃくちゃにされてしまいました。なんとか無事に式は終わり、モネから解放されたかと思っていたのですが、ある日突然モネが隣の部屋に引っ越してきました。モネの腕には赤ちゃんが抱っこされていたのですが、その赤ちゃんの父親はなんとヒナタだったのです。その事実はユリには知らされず、ヒナタにだけ明かされたのでした。
その後、たまたまユリは同じマンションに住むご婦人から、ヒナタとモネが毎日スーパーにいるという目撃情報を耳にしたユリ。家計簿を確認すると、明らかに食費が上がっていることに気付いたため、ヒナタに問い詰めるのですがごまかされてしまいました。
そこで翌日、ヒナタがスーパーへ出かけるとき、こっそりと後をつけて行くと、2人が一緒にいる所を目撃したユリ。
2人はどういう関係なのかと問いただすと、モネから「パパ」という言葉が飛び出しました。
それを聞いた瞬間、「実家に帰る」と宣言し、ユリはその場を去っていきました。その後、ヒナタの目の前に現れたモネに対して、「学生時代からの友人であるユリを傷つけて、心は痛まないのか?」と問いかけるのですが……?
「心は痛まないのか?」と夫が強く問いただすと?
「そりゃ私だって思う所はあるけど、
これでやっとフェアかなって」
「フェア……?」
「ユリがあんたに何かしたっていうのか?
そんなこと……」
「するわけがないって?ユリに限って」
ヒナタの言葉をさえぎったモネ。
「昔からみーんな同じこと言うなぁ」
「私とユリが違うことを言うと、
みんなユリの言うことを信じるの」
モネは学生時代のことを思い出しながら、
そう答えたのでした。
◇◇◇
学生時代からユリと仲が良かったモネ。