卒園旅行当日にドタキャン!?「タワマン仲間だけでいくことにした」→怒った私は旅行会社に電話し…
卒園シーズンになると、娘が幼稚園を卒園するときのエピソードを思い出します。素敵な先生やクラスメイトに恵まれ充実した3年間でしたが、唯一ママ友には恵まれませんでした。
幼稚園のママを仕切っていたのは、いわゆるボスママのアイコさんです。駅前のタワマンに住んでいることをいつも自慢げに話し、よく友だちを招いてパーティーを開いていました。
アイコさんは、アパート住まいの私たちを度々「かわいそう」だと見下します。距離を置きたかったのですが、残念ながらアイコさんの娘と私の娘がとても仲が良かったので、そうもいかず……。事件は卒園間近に起こりました。
ボスママに誘われた卒園旅行
ことの発端は、アイコさんに誘われた卒園旅行。
気乗りしませんでしたが、娘が行きたいと言うので参加を決めました。するとアイコさんは、突然私を幹事に押し付けてきたのです。
家族旅行ならまだしも、大人数で行く旅行の幹事は簡単なことではありません。そもそもそこまで親しくないので、好みやアレルギーの有無も知らないのです。
しかし断る余地など私にはなく、幹事に決定。そのために誘ったのかと思うと悲しくなりましたが、娘のためと思って自分を奮い立たせ、卒園旅行の計画を立て始めました。
待ち合わせの朝に…
予約をしたのは、子どもたちが楽しめそうなアクティビティが盛りだくさんのツアーです。参加するみんなも喜んでくれてひと安心。
私は新幹線のチケットを事前に参加者に共有し、旅行当日を迎えました。
しかし、待ち合わせの時間になっても誰も来ません。おかしいと思ってアイコさんに電話をすると「やっぱり卒園旅行はタワマン仲間だけで行くことにしたの。アパート住まいは暮らしぶりが違うから、私たちと一緒だと大変でしょ?」と笑います。
アイコさんは、最初からこうするつもりで私に幹事を任せていたのでしょう。がっかりしている娘を見て、怒りがこみ上げてきました。
特別プランの真相
ちょうどそのとき、旅行会社を営む友人から、無事新幹線に乗れたか? と確認の電話がかかってきました。今回の旅行の計画を練ってくれたのは、私の古くからの友人だったのです。
友人は私のためにとても良いホテルを特別料金でおさえてくれ、予約がいっぱいだったアクティビティもVIPのために確保していた特別枠を開放してくれました。