「予約が1人分足りません」義家族と食事に行くと私だけ別の席へ…ポツンと食事する私を救ったのは…?
と声をかけてくれました。
すると、義母が満面の笑みで「家族は7名なので合っています」と言い、まわりからも「そうだ、家族は……ね」と笑いが起きています。
私は家族にカウントされていないのでしょう。こんな状況で笑えるなんて、どういう神経をしているのか理解に苦しみます。
戸惑うスタッフをよそに、私は義母に促されるまま1人別の席に通されることになりました。
メンツ丸潰れの義両親
もう開き直るしかありません。私がひとり食事をしていると、レストランのオーナーがやってきました。実はここは祖父のお店。
スタッフから一部始終を聞いたようで、私の席にやってきたのです。
祖父に見つからないようにコソコソしていたものの、さすが祖父のお店のスタッフ。ただならぬ雰囲気を気にかけてくれ、店長やオーナーに報告したようです。
祖父は義家族のいる個室に挨拶に行きました。最初はオーナー自ら挨拶に来てくれたことに、嬉しそうな義両親。「常連なんだな〜すごいな〜」と友人に言われ、ニヤニヤしていたようです。
しかし用件はそんなことではありません。祖父が正体を明かすと義両親はみるみるうちに真っ青に。
「家族だけの会話はつまらないだろうと思って別の席をとった」などと変な言い訳を繰り出します。
「家族を大切にしない人はうちの店に来てほしくない。これっきりにしてください」とトドメのひと言を言い残し、祖父と私は店を後にしました。視界の隅には、メンツ丸潰れで顔を真っ赤にした義両親。これ以上付き合えないと離婚を決めた出来事でした。
唯一頼れる存在であるはずの夫が自分のことを守ってくれなかったのはショックでしたね。根本的な性格はなかなか変わらないもの……。我慢して一緒にいるよりも、見切りをつけられて良かったのかもしれませんね。
著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班