2023年1月27日 19:20
「トイレいや!」どうしてこうなる?おむつはずれを始める3つの目安と2歳からのコツ【保育士が解説】
例えば、朝起きたとき、食事の前後、外遊びの前後、お風呂の前、寝る前などが誘いやすいです。毎日同じペースで誘って習慣にしましょう。
トイレに誘うときは「トイレに行く?」と聞くのではなく、「トイレに行こう!」と、ママが主導することも大切です。私の保育の経験から、「トイレに行く?」と尋ねると「イヤ」と言われる確率も多くなります。スムーズにトイレに誘うためには「トイレに行こう!」と言うことも実は大切なのです。
トイレに行くのを嫌がったら?
最初は機嫌よくトイレに座っていたのに、何があったのかトイレを嫌がることがあります。やっとトイレに座って時々おしっこができるようになってきていた場合、「どうして? 順調だったのに!」とママはショックを受けることもあると思います。あと戻りしているのではないかと不安にもなるでしょう。
でも、多くの子どもが途中で「トイレ、イヤー!」という時期があるので心配しないでください。
トイレに行くのを嫌がったときの対策は、スパッと諦めるに限ります。「じゃあ、またあとで行こうね」と言って終了です。と言っても、スパッと諦めにくい場合は、1〜2回であれば、再度誘うチャレンジをしてももちろんOK。
私が保育所でしていることは「トイレさんが待ってるよ」「おしっこしたら気持ちいいよ」と、子どもがイメージできる声かけをすること。トイレの絵本を読むのもいいですよ。子どもの心が落ち着いてから「トイレ行こう!」と再度誘うと、「うん」と言ってトイレに座ってくれることもあります。嫌がるのを引っ張って無理強いするのは、後々に響くのでやめましょう。
夜のおむつはいつ取れる?
日中、ほとんどトイレでおしっこができるようになって、布のパンツもスタートしているけれど、夜のおむつがなかなか取れないというのはよくある話。実は、夜のおむつはなかなか取れないものです。昼と夜のおむつはずれは「別物」と思ってよいでしょう。
子どもはまだまだ膀胱の大きさが十分ではありません。体の機能が整って初めて、夜もおしっこをせずに過ごすことができます。「夜中に起こしたほうがいいですか?」と質問されることがありますが、子どもの睡眠を優先したほうがいいと私は思います。体の機能が整うまでは、夜はおむつでOK。恥ずかしいことではありません。
ちなみに、わが家の場合。